どうも、芋ころりんです。
以前、妊娠、そして稽留流産という記事を書きました。
今回はその後の話です。
実は同年に、幸運にも再び妊娠しましたが、またしても赤ちゃんに会うことは叶いませんでした。
不幸を嘆きたい訳ではないのですが、私の中で、小さい頃から自分の気持ちを整理する術はいつも文章にすることでしたので、自己満足ではありますがこちらに書かせてください。
また、先の妊娠、そして稽留流産と同様の理由もあります。
体が落ち着いたら、不育症の検査をしに行ってみようと思うので、今後はそういう話も書けたらいいなと思っています。
同じように不安や悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
前回の稽留流産手術を終えたあと、医師からは1ヶ月、看護師さん(?)からは2〜3ヶ月間を置いてくださいと言われていた(同じ病院内で言うこと違うのなんで・・・笑)。
ネットで調べると、3回ほど生理を見送るのが理想と書いていたので、体に負担もかけたくないし、私は3回生理を見送った。
感覚的にも、3回目が1番通常の様子に近かったので、やはり自然な状態まで回復するには3回くらいは妊活開始を待った方が良いというのが個人的な経験からの結論だ。
個人的に20代で1人目を産みたいな〜という思いがあったので、誕生日から逆算したりもしたが、焦りたくなかったし、作業にしたくなかったので(笑)、そんな思いを頭の片隅に置きつつ、穏やかな日常を過ごしていたある日、生理が遅れていることに気づいた。
前回と違い、そこまで体が熱く感じたり、匂いが気になったり、頭痛がしたりという症状はなかった。
疑いつつつも、予定日から一週間過ぎた頃に自宅で検査してみると・・・妊娠していた!
自分が1番驚いた。こんな計画的にいくなんて(笑)
でも、喜び半分、不安半分。
次は元気に育ってくれるだろうか。
その日から、前回以上に、行動・食べ物に気をつける日々が始まった。
子宮外妊娠だったら怖いので7週目までには検診に行った方が良い(もし、子宮外妊娠だったら7週目頃から破裂する可能性があるんだって・・・恐怖)。
でも早く行き過ぎて、心拍確認できないのも怖い。
そこで6w3dの日に産婦人科の予約をした。
が、6w1dに会社で出血があった。少量ではあるが、うろたえた私は会社を早退し病院へ向かった。
診察室へ向かうと、出血は既に止まっていて、原因不明と言われた。
「無事に子宮内に妊娠してますね」と聞き、まずほっとした。
そして、「うーん、心拍はまだ見えないねぇ」という先生の言葉。
不安がこみ上げる。
「・・・前も・・・そうだったんです・・・」と思わず泣いてしまった。
そんな私に先生は、「6週目で心拍が確認できないのはよくあることなんだよ、そんなに心配しなくても大丈夫。2週間後にもう一度見てみましょう」となぐさめるように言った。
帰宅後、夫に今日のことを話し、また泣いた。
夫は「大丈夫だよ。今回は大丈夫な気がするんだー」と優しく抱きしめてくれた。
他の誰でもない、夫に大丈夫と言われると安心した。
ときに、信頼している人の言葉は、無根拠でも、根拠がある他人の言葉より安心することがある。
その日は夫のおかげで落ち着いて眠りにつくことができた。
前回の検診あたりから、お腹が空くと気持ち悪くなる日が続いていた。
これが食べづわりというやつなのか?と少し嬉しくなった。
8週目に2回目の受診予定だったが、7週目に3日続けてわずかな出血があった。
さすがに続けての出血に怖くなり、7w4dの日に受診した。
やはり出血の原因は不明。
けれどこの日は、とっても嬉しいことが。
先生「聞こえますか?」
「トク・・・トク・・・」
初めて赤ちゃんの心音を聞くことができたのだ・・・!
なんて可愛い音!
コロナの影響で院内に入れず車で待機している夫にも聞かせてあげたかった!
卵みたいな形から、頭部と身体部分とに大きく分かれ成長したあかちゃんの姿も見ることができた。
人間っぽいかたちしてる・・・!
心音と、少し成長した赤ちゃんの姿に、心がパーッと明るくなった。
この日の嬉しさは今も忘れない。
車で待つ夫にさっそくエコー写真を見せて、ふたりで喜んだ。
幸せな時間だった。
2週間後の9w4dに3回目の診察へ。
実は、この2週間にまた3度わずかな出血があった。
ネットで調べても本を読んでも、「妊娠初期のわずかな出血はよくあること」と書かれていて、受診を躊躇い予定通りの日に受診した。けれど、内心は不安だった。
2週間で更に大きくなった赤ちゃんの姿を見ることを楽しみに診察室へ。
けれど「・・・うーん・・・、一度戻って話をしましょう」と、先生。
明らかにトーンの低い先生の言葉に、不安がこみあげる。
先生「前回聞こえた心拍が今日は確認できません。今日1回だけで判断はできないけれど、赤ちゃんに何か問題が発生した可能性が高いです。」
言葉がでなかった。
先生「本当はね、今日予定日が確定して、次回までに母子手帳もらってきてねってお伝えする予定だったんだけどね・・・。うーん、赤ちゃんに問題が起きた可能性が高いです。2日後にもう一度診てみましょう」
「・・・はい。」
そう返事するのでいっぱいだった。
車へ待つ夫の元へ。無表情の私。
何も言葉にできず、エコー写真を夫に手渡す。
前回あった心拍がわかるエコー写真がないことに気づき、全てを悟った夫。
静かに手を握ってくれた。
この人をパパにしてあげたかった。
ママになりたかった。
お腹の子に会いたかった。
どうしてかな、なんでかな。
2日後、再び検診する。
だめかもしれないと内心覚悟していた。
それでもせめて大きくなった赤ちゃんの姿を夫に見せたくて、この日は夫も診察室へ入らせてもらった。
先生が夫に、赤ちゃんの大きさなど説明してくれる。
でもやはり心拍は聞こえなかった。
先生「残念ですが、流産です。おそらく8週目くらいで成長が止まっています。心拍を確認した後なので稽留流産ではなく、子宮内胎児死亡になります。」
私「すぐに手術ではなく、しばらく自然排出を待って出てこなかったら手術でもいいですか」
先生「大丈夫ですよ」
約2週間後の月末に手術を予約し、その日は帰宅した。
家に帰って夫と一緒に泣いた。
続きます。
はじめに
以前、妊娠、そして稽留流産という記事を書きました。
今回はその後の話です。
実は同年に、幸運にも再び妊娠しましたが、またしても赤ちゃんに会うことは叶いませんでした。
不幸を嘆きたい訳ではないのですが、私の中で、小さい頃から自分の気持ちを整理する術はいつも文章にすることでしたので、自己満足ではありますがこちらに書かせてください。
また、先の妊娠、そして稽留流産と同様の理由もあります。
体が落ち着いたら、不育症の検査をしに行ってみようと思うので、今後はそういう話も書けたらいいなと思っています。
同じように不安や悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
妊娠発覚まで
前回の稽留流産手術を終えたあと、医師からは1ヶ月、看護師さん(?)からは2〜3ヶ月間を置いてくださいと言われていた(同じ病院内で言うこと違うのなんで・・・笑)。
ネットで調べると、3回ほど生理を見送るのが理想と書いていたので、体に負担もかけたくないし、私は3回生理を見送った。
感覚的にも、3回目が1番通常の様子に近かったので、やはり自然な状態まで回復するには3回くらいは妊活開始を待った方が良いというのが個人的な経験からの結論だ。
個人的に20代で1人目を産みたいな〜という思いがあったので、誕生日から逆算したりもしたが、焦りたくなかったし、作業にしたくなかったので(笑)、そんな思いを頭の片隅に置きつつ、穏やかな日常を過ごしていたある日、生理が遅れていることに気づいた。
前回と違い、そこまで体が熱く感じたり、匂いが気になったり、頭痛がしたりという症状はなかった。
疑いつつつも、予定日から一週間過ぎた頃に自宅で検査してみると・・・妊娠していた!
自分が1番驚いた。こんな計画的にいくなんて(笑)
でも、喜び半分、不安半分。
次は元気に育ってくれるだろうか。
その日から、前回以上に、行動・食べ物に気をつける日々が始まった。
妊娠6週目、産婦人科へ
子宮外妊娠だったら怖いので7週目までには検診に行った方が良い(もし、子宮外妊娠だったら7週目頃から破裂する可能性があるんだって・・・恐怖)。
でも早く行き過ぎて、心拍確認できないのも怖い。
そこで6w3dの日に産婦人科の予約をした。
が、6w1dに会社で出血があった。少量ではあるが、うろたえた私は会社を早退し病院へ向かった。
診察室へ向かうと、出血は既に止まっていて、原因不明と言われた。
「無事に子宮内に妊娠してますね」と聞き、まずほっとした。
そして、「うーん、心拍はまだ見えないねぇ」という先生の言葉。
不安がこみ上げる。
「・・・前も・・・そうだったんです・・・」と思わず泣いてしまった。
そんな私に先生は、「6週目で心拍が確認できないのはよくあることなんだよ、そんなに心配しなくても大丈夫。2週間後にもう一度見てみましょう」となぐさめるように言った。
帰宅後、夫に今日のことを話し、また泣いた。
夫は「大丈夫だよ。今回は大丈夫な気がするんだー」と優しく抱きしめてくれた。
他の誰でもない、夫に大丈夫と言われると安心した。
ときに、信頼している人の言葉は、無根拠でも、根拠がある他人の言葉より安心することがある。
その日は夫のおかげで落ち着いて眠りにつくことができた。
続く出血、7週目に再び受診
前回の検診あたりから、お腹が空くと気持ち悪くなる日が続いていた。
これが食べづわりというやつなのか?と少し嬉しくなった。
8週目に2回目の受診予定だったが、7週目に3日続けてわずかな出血があった。
さすがに続けての出血に怖くなり、7w4dの日に受診した。
やはり出血の原因は不明。
けれどこの日は、とっても嬉しいことが。
先生「聞こえますか?」
「トク・・・トク・・・」
初めて赤ちゃんの心音を聞くことができたのだ・・・!
なんて可愛い音!
コロナの影響で院内に入れず車で待機している夫にも聞かせてあげたかった!
卵みたいな形から、頭部と身体部分とに大きく分かれ成長したあかちゃんの姿も見ることができた。
人間っぽいかたちしてる・・・!
心音と、少し成長した赤ちゃんの姿に、心がパーッと明るくなった。
この日の嬉しさは今も忘れない。
車で待つ夫にさっそくエコー写真を見せて、ふたりで喜んだ。
幸せな時間だった。
すべてが止まった日
2週間後の9w4dに3回目の診察へ。
実は、この2週間にまた3度わずかな出血があった。
ネットで調べても本を読んでも、「妊娠初期のわずかな出血はよくあること」と書かれていて、受診を躊躇い予定通りの日に受診した。けれど、内心は不安だった。
2週間で更に大きくなった赤ちゃんの姿を見ることを楽しみに診察室へ。
けれど「・・・うーん・・・、一度戻って話をしましょう」と、先生。
明らかにトーンの低い先生の言葉に、不安がこみあげる。
先生「前回聞こえた心拍が今日は確認できません。今日1回だけで判断はできないけれど、赤ちゃんに何か問題が発生した可能性が高いです。」
言葉がでなかった。
先生「本当はね、今日予定日が確定して、次回までに母子手帳もらってきてねってお伝えする予定だったんだけどね・・・。うーん、赤ちゃんに問題が起きた可能性が高いです。2日後にもう一度診てみましょう」
「・・・はい。」
そう返事するのでいっぱいだった。
車へ待つ夫の元へ。無表情の私。
何も言葉にできず、エコー写真を夫に手渡す。
前回あった心拍がわかるエコー写真がないことに気づき、全てを悟った夫。
静かに手を握ってくれた。
この人をパパにしてあげたかった。
ママになりたかった。
お腹の子に会いたかった。
どうしてかな、なんでかな。
起こらなかった奇跡
2日後、再び検診する。
だめかもしれないと内心覚悟していた。
それでもせめて大きくなった赤ちゃんの姿を夫に見せたくて、この日は夫も診察室へ入らせてもらった。
先生が夫に、赤ちゃんの大きさなど説明してくれる。
でもやはり心拍は聞こえなかった。
先生「残念ですが、流産です。おそらく8週目くらいで成長が止まっています。心拍を確認した後なので稽留流産ではなく、子宮内胎児死亡になります。」
私「すぐに手術ではなく、しばらく自然排出を待って出てこなかったら手術でもいいですか」
先生「大丈夫ですよ」
約2週間後の月末に手術を予約し、その日は帰宅した。
家に帰って夫と一緒に泣いた。
続きます。